主将・吉津「勇気づけるプレーを」 只見、甲子園へ本格始動

 
出場決定から一夜明け、屋内で練習に打ち込む只見ナイン=29日午前、只見町

 第94回選抜高校野球大会への出場校決定から一夜明けた29日、21世紀枠での出場が決まった只見ナインは只見町の同校で練習を行い、甲子園での戦いに向けて本格的に始動した。

 ナインは午前9時30分ごろから練習を開始した。「甲子園出場の責任を持って、多くの人を勇気づけるプレーをしていこう」。練習は主将の吉津塁(2年)の声掛けで始まり、屋内の駐輪場などでランニングや打撃練習、筋力トレーニングに汗を流した。

 このうち打撃練習では、長谷川清之監督の指導の下、ナインは打撃フォームを確認しながら打撃力向上に努めた。また投手陣は投球フォームの確認に取り組んでいた。

 町内には現在、約2メートルの積雪があり、グラウンドでボールを使った練習は困難な状況だ。ナインは新型コロナウイルスの感染防止対策を取りながら、室内練習を中心に、甲子園での戦いに備えていく予定だ。

 長谷川監督は「改めて多くの関係者に感謝している。体調管理をはじめ、甲子園で戦えるよう一つ一つの練習を大切に調整を進めていきたい」と気持ちを引き締めた。

 副主将の室井莉空(2年)は「甲子園には強豪校が集まる。会場の雰囲気にのまれないよう気持ちを強く持ちたい」と意気込んだ。

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