聖光学院・斎藤監督、只見・長谷川監督らセンバツ初戦へ意気込み
18日に甲子園球場で開幕予定だった第94回選抜高校野球大会は天候不順で19日に順延された。
4年ぶり6度目の出場となる聖光学院は20日、1回戦第3試合で二松学舎大付(東京)と対戦する。21世紀枠で出場する只見は、22日の1回戦第3試合で大垣日大(岐阜)と対戦する。
聖光・斎藤監督「1番赤堀に期待」 二松学舎・市原監督「辛抱強く守る」
20日の1回戦で対戦する聖光学院の斎藤智也監督と二松学舎大付(東京)の市原勝人監督はオンラインで取材に応じ、初戦に向けた意気込みや相手チームの印象などを語った。
―相手チームの印象は。
斎藤「投手力が高く、俊足で力のある打者がいる。同じタイプのチームだが、力は一回り上だ」
市原「バッテリーを中心とした守備力が高いチーム。技術面、精神面ともに鍛え上げられている」
―警戒する選手は。
斎藤「投手の布施東海選手をいかに打てるかが重要になる。打線は主軸の瀬谷大夢選手を勢いづけたくない」
市原「佐山未来選手と山浅龍之介選手のバッテリー。しっかり守り、攻撃につなげる印象だ」
―鍵を握る選手は。
斎藤「赤堀颯に切り込み隊長になってほしい。先頭打者としての活躍に期待する」
市原「投手の布施東海と主軸の瀬谷大夢に力を発揮してほしい」
―予想する試合展開は。
斎藤「佐山未来が踏ん張り、打線が冬場の頑張りを発揮すれば、良い試合展開になるだろう。5―4で勝つ試合をつくりたい」
市原「ロースコアの展開を予想する。辛抱強く守り、我慢し切れた方が勝つ」
―初戦への意気込みを。
斎藤「選手も試合を待ち望んでいる。持ち味の躍動感を発揮してほしい」
市原「発展途上のチーム。ミスを引きずらず、やれることをしっかりやる」
只見・長谷川監督「先発の酒井が鍵」
只見の長谷川清之監督はオンラインで取材に応じ22日の1回戦で対戦する大垣日大(岐阜)の印象、大会への意気込みなどを語った。
―大垣日大の印象は。
「エースナンバーの五島幹士投手をはじめとする投手陣は、いずれも最速130キロ台後半とスピードがある。打撃ではパンチ力のある打者が多いと感じる」
―どう攻略するか。
「打撃は速い球にどう対応するか、守備では長打をどう防ぐかだ。甲子園のグラウンドは広いのでカバーリングなど連係をしっかり取り、守備からリズムをつくりたい」
―鍵を握る選手は。
「先発で登板予定の酒井悠来だ。強打者をうまくかわし、最少失点で長いイニングを抑えてほしい。大竹優真や室井莉空らほかの投手陣は、大阪入りしてから投げ込みができている」
―大会への意気込みを。
「町から『甲子園で伸び伸びとプレーしてくれよ』と送り出された。選手のためにも伸び伸びできる環境を整えたい」