聖光・4番山浅、直球照準 読みズバリ、初回に先制打

 
【二松学舎大付-聖光学院】1回表聖光学院1死一、二塁、山浅が先制となる右前適時打を放つ

 4番のバットが先制点をもたらした。聖光学院の山浅龍之介(3年)は初回1死一、二塁で右前適時打。主軸としての役割をきっちりこなし、「何とか爪痕を残したかったので、結果が出て良かった」と充実感を漂わせた。

 打席に向かう前から直球に照準を合わせていた。1球目から直球で「2球目も直球かなと思った」。読み通りの球種で、さらに甘いコースに入ってきた球を振り抜くと、打球は一、二塁間を鋭く抜けた。試合開始早々に主導権を握ったチームは、春夏含めて2018(平成30)年以来4年ぶりに甲子園で勝利を挙げ、聖地に校歌を響かせた。

 秋の公式戦10試合でのチーム打率は2割6分7厘と課題が残り、ナインは打撃力の向上をテーマに冬を過ごした。山浅も2割6分3厘と納得のいく結果ではなく、打撃フォームの改造に着手。右足の踏み込みをすり足気味にすることで、頭がぶれないようにした。体重も11キロ増やし、パワーをつけた。

 成果が出て2安打を放った山浅だが、「芯に当たる確率をまだ出し切れていない」と反省を忘れない。斎藤智也監督も10安打を挙げた打線について「打ち勝った感じではない。9イニングで得点は(一、5回の)2回だけ。終盤にもう1点ほしかった」と振り返った。

 次戦も好投手を擁する近江(滋賀)と対戦する。斎藤監督は「(相手エースは)力のある、いい球を投げる。非常にやりがいがある」と狙いを定めた。(国井貴宏)