センバツ・只見応援...スタンドで友情の音色、神戸の2吹奏楽部

アルプススタンドから只見ナインにエールを送る東灘高の吹奏学部員ら=甲子園
22日行われた第94回選抜高校野球大会1回戦大垣日大(岐阜)―只見では、アルプススタンドで神戸市の東灘と神戸鈴蘭台の二つの高校のブラスバンドが吹奏楽の応援で只見ナインを後押しした。
全校生徒80人余りの只見には吹奏学部がなく、関係者だけでは応援のアルプススタンドを埋めることは難しかった。そこで、東日本大震災後から本県のボランティア活動を行うなど縁があった東灘に木村保県高野連理事長が掛け合った。
東灘が神戸鈴蘭台にも声を掛け、計約40人の合同ブラスバンドを結成した。演奏曲が決まったのは3月上旬で、東灘は練習時間の多くを応援練習に充ててきた。
東灘吹奏楽部長の中田奈歩さん(17)は「選手が力を出し切れるような応援を届けたい」と意気込み、迫力ある演奏を甲子園に響かせた。木村理事長は「野球を通して支援の輪が広がった。これを機にさらに交流が広がるとうれしい」と語った。
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