センバツ21世紀枠に田村推薦 県高野連、秋の成績と地域の絆評価

 

 県高野連は9日、福島市で理事会を開き、来春の第95回選抜高校野球大会(センバツ)の21世紀枠県候補校に田村を推薦することを決めた。

 田村は1923(大正12)年創部で現在の部員は27人。今年の秋季東北地区高校野球県大会の県中支部予選を制した。県大会では3位に入り、18年ぶりに秋の東北大会に進出。地元の少年野球チームを集めての野球教室や冬場の雪かきなど、地域と絆を深めている点なども評価された。

 一般推薦校には秋季県大会優勝の聖光学院、準優勝の学法石川、3位の田村を推薦することを決めた。センバツ出場校は来年1月27日の選考委員会で正式に決まる。

 記念大会のため、一般選考は東北から例年より1校多い3校が選出される。21世紀枠は従来通り全国から3校が選ばれる。

 このほか、日本学生野球協会の優秀選手の選考も行われ、聖光学院の主将を務めた赤堀颯(はやと)(3年)の推薦を決定した。今年8月の豪雨災害募金では秋季東北地区高校野球大会で約19万円が集まり、東北地区高野連から北信越地区高野連に贈呈したことも報告された。

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