聖光学院「11点」...弘前東を8回コールド 初先発・川口が粘投

 
【聖光学院―弘前東】3回以降、弘前東打線を零封した聖光学院の川口=青森市営球場
準決勝
1
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弘前東
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0
0
0
0
0
4
聖光学院
0
0
3
2
1
1
2
2x
11
(8回コールド)

 第65回春季東北地区高校野球大会第4日、聖光学院は10日に青森市営球場で行われた準決勝で弘前東(青森第2代表)を11―4の8回コールドで下し、決勝に勝ち上がっていた。

 東北大会初先発ながら堂々としたマウンドさばきをみせ、指揮官に「腹が据わった投球」と言わしめた。春から本格的に投手に転向した聖光学院の右腕川口堅(3年)が8回を投げ抜き、勝利を呼んだ。

 初回、打ち取った高い打球が風にあおられて外野に落ちるなど2者連続の出塁を許すと、そこから3点を献上する嫌な立ち上がり。2回にも失策から1点を奪われたが気持ちに乱れはなかった。「力が無くても粘り強く打ち取ることを考えていた」と、厳しいコースを突く粘投で長打を阻んだ。

 好投する川口を援護するように打線も3回以降は毎回得点。4回に逆転の2点適時打を放った横堀航平(同)は「流れが悪い中、1イニングずつ次につなげることができた」と試合を振り返った。

 投手として準決勝の舞台で持ち味を発揮した川口。「気持ちが鍛えられた」と東北の地で自身の成長に手応えを得た。

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