学法福島タイブレーク制す、相曽が殊勲打 田村延長14回力尽く

 
【学法福島―田村】延長14回表学法福島1死二、三塁、2点適時打を放つ相曽=ヨーク開成山スタジアム

 学法福島がタイブレークまでもつれた接戦を制した。

 3時間42分に及んだ開幕戦の激闘。学法福島の相曽(あいそ)友輝(3年)の意地の一打が試合の行方を決めた。「ここで打たないとと思っていた」とほっとした表情で振り返った。

 先発した相曽だったが6回から制球が乱れ、田高隆成(同)にマウンドを託した。粘投する田高の背中を外野から見つめ、「田高が頑張っている。まだ打撃でチームのために戦える」と気持ちを切らさなかった。

 延長14回1死二、三塁で迎えた打席。「お前で決めろ!」。相曽は仲間の言葉にバットを強く握り、外角低めの直球を思いきりたたいた。走者2人をかえし、一塁ベース上で何度もガッツポーズした。

 チームはタイブレークで公式戦3戦負けなし。「徹底的にプラス思考の集まり」とチームの強さの語る相曽。一発勝負のトーナメントだからこそ劇的な勝利で勢いに乗りたい。

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