春季福島県大会「8強」決定 東日大昌平が王者・聖光学院破る

 
【聖光学院―東日大昌平】聖光学院を破って試合終了後、応援席へ駆け出す東日大昌平ナイン=白河グリーンスタジアム

 第71回春季東北地区高校野球県大会第4日の20日は、郡山市のヨーク開成山スタジアムなど3球場で2回戦8試合が行われ、ベスト8が決まった。

 東日大昌平は聖光学院を6―2で下し、8強入りした。聖光学院の春季県大会での敗退は2016(平成28)年の準決勝で磐城に9―10で敗れて以来、3年ぶり。東日本大震災による中止を挟み、連続出場していた東北大会出場が9大会でストップした。県内の公式戦では5月の県北支部予選決勝で福島商に1―6で敗れている。このほか学法福島が県南第1代表の光南を5―0で破り、相馬は福島東を10―5で退けた。

 前期日程は同日で終了。24日に後期日程が始まり、ヨーク開成山スタジアムと白河市の白河グリーンスタジアムで準々決勝4試合が行われる。

 低め徹底!東日大昌平・藤井「好救援」

 最後の打者を三邪飛に打ち取ると、東日大昌平ナインは飛び上がって喜びを爆発させた。はね返され続けた「聖光」の壁をついに打ち破った。

 強力打線に真っ向勝負した。2失点の先発横田龍星(2年)に代わって五回からマウンドに上がった藤井玲衣(3年)が躍動した。普段のスライダー中心の投球ではなく、直球勝負を選択。徹底して低めを突き、ゴロの山を築いた。主将の遊撃手増子颯(3年)を中心とした守備陣も、好投に応えて無失策。終盤に強い聖光学院を5回以降、無失点に抑えた。「100%の力を出せた」。大役を果たした藤井は達成感をにじませた。

 現3年生は、巨人、ダイエー(現ソフトバンク)でプレーし、2015(平成27)年12月に就任した伊藤博康監督(相馬市出身)の指導を求めて入学してきた世代。伊藤監督は就任以降、聖光学院には過去3度の対戦で一度も勝てておらず、昨秋の県大会では2―10の大敗を喫した。伊藤監督は「4回目の対戦で初めて勝てた」と感謝。「想像以上に厳しくしてもらったけれど、監督についてきて良かった」。ナインの思いを代弁した増子は、会心の勝利に満面の笑みを浮かべた。

 【5月20日の試合結果】春季高校野球福島県大会・第4日

おすすめPickup!ニュースの『玉手箱』

聖光学院ナイン...潔く『聖地』去る 歩みに自信、最後は涙なし