相馬東、初戦で涙 エース笠松「競った試合でも勝てる投手に」

 
【日大東北―相馬東】7回裏に追加点を取られた守備陣を励ます相馬東ベンチ=白河グリーンスタジアム

 第73回春季東北地区高校野球県大会第2日は16日、信夫ケ丘球場(福島市)と白河グリーンスタジアム(白河市)で1、2回戦5試合が行われた。昨秋の県大会ベスト4の相馬東は日大東北に0―2で敗れた。

 相馬東は初戦で涙をのんだ。昨秋は県大会で4強入り。今春は支部予選で初優勝して臨んだ大会だった。主将の渡部瑛士(3年)は「チャンスはあったが、あと一本が出なかった。この負けを夏の大会に生かしたい」と前を向いた。

 投手戦を演じたエース笠松航汰(3年)は「制球重視で投球したが、ランナーを背負った場面で球が浮いてしまった」と唇をかんだ。低めの投球を意識し1人で投げ抜いたが、2回と7回のピンチで日大東北打線に安打を許した。

 笠松は、「負けていても同じリズムで打たせて取り、競った試合でも勝てる投手になりたい」と話し、夏に向けた課題の克服を誓った。

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