背番号「11」気迫の救援 東日大昌平、熱投に応え逆転

 
【東日大昌平―日大東北】最後の打者を三振で抑え、雄たけびを上げる東日大昌平の石井敬=ポニーリーグNARAHAスタジアム

 ◇春季東北地区高校野球福島県大会・第2日(19日・ポニーリーグNARAHAスタジアムほか8試合)

 東日大昌平 7―5 日大東北

 気迫あふれる投球でチームに流れを引き寄せた。先発したエースに代わり6回途中から登板した東日大昌平の石井敬太(3年)は、切れのある直球を武器に4回途中を投げ1安打無失点。県中支部を制した相手打線を見事に封じた勝利の立役者は「野手の頑張りに応えることができうれしかった」と充実感をにじませた。

 6回、失策や暴投などで守りが崩れてリードを許すなど、相手ペースで試合が進んでいた中での登板だった。「エースが苦しんでいた。自分が投げてどうにかしてやろうという思いだった」。直球を軸に配球を組み立て、打者を抑えるごとに雄たけびを上げる強気の投球を見せた。秋の県大会では背番号「1」だったが、調子を落として今大会は「11」。「この大会でしっかりアピールしたい」と覚悟を持って臨んだ大会だけに、悔しさをばねにする見事な活躍となった。

 東京都出身だが、春、夏と福島商の投手として甲子園に出場した父秀明さんの存在もあり「福島のチームで甲子園を目指したかった」と東日大昌平に入学した。「今大会は強豪ひしめくブロックだが、勝利を重ねて背番号『1』で夏を戦いたい」。父の背中を追いかけ、次戦も闘志をむき出しにした投球でチームを支えるつもりだ。(副島湧人)

 【5月19日の試合結果】春季高校野球福島県大会

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