学法石川、着実に加点 福島商に快勝、名門復活へ力強く

【福島商-学法石川】8回表学法石川1死満塁、走者一掃の適時打を放ち、三塁に滑り込む鞆谷=開成山球場
▽準決勝
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計
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学法石川
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福島商
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1
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(8回コールド)
好機を着実に生かして得点を重ねた学法石川が福島商に快勝した。
初戦敗退という早すぎる夏の終わりを味わった福島大会から約2カ月。学法石川が秋の県大会で11年ぶりの決勝進出を果たした。4安打4打点の活躍で名門復活ののろしを上げた鞆谷翔(2年)は「負けたくない。その気持ちだけだった」と明かした。
優勝候補の一角として第8シードで臨みながらも猛追及ばず敗れた夏。鞆谷はスタメンで出場、敗戦の屈辱を目の当たりにした。この日以降、選手はミーティングを重ねた。個性が強すぎるせいか意見がぶつかり合うこともあったが、県外への遠征などを通じてチームはまとまり始めた。「普段の何気ないプレーが試合に出る」と練習では全員が一球一球に集中、勝利への意識を高めた。
迎えた秋だったが、鞆谷は2回戦と準々決勝で1安打と精彩を欠いた。「負けず嫌い」と自負するその性格から、すぐに約100球の打ち込みを行い、準決勝に臨んだ。「甘い球を狙った」と4回の好機に適時打、8回1死満塁の場面では勝利を呼び込む走者一掃の三塁打を放った。敗戦を経験して一回り成長した鞆谷の目標はセンバツ出場。道のりは途上だが、まずは目の前に迫った県の頂を目指す。
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