聖光学院、3年ぶり11度目優勝飾る 学法石川を振り切る

▽決勝戦
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学法石川
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聖光学院
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×
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来春の「センバツ」につながる第67回秋季東北地区高校野球県大会最終日は21日、郡山市の開成山球場で決勝と3位決定戦を行い、聖光学院が3年ぶり11度目の優勝を飾った。聖光学院と学法石川との決勝は息詰まる投手戦となったが、0-0で迎えた7回、聖光学院が連打で均衡を破り1点を挙げた。8回には5点を追加、6-0で学法石川を振り切った。3位決定戦は福島商がいわき光洋に12-2の6回コールド勝ちし、4年ぶり19度目の東北大会出場を決めた。
聖光学院、学法石川、福島商は本県代表として10月10~15日の6日間(同13日の休養日を含む)に青森市の青森県営、青森市営両球場で開かれる東北大会に出場する。組み合わせは同2日に決まる。
"投手戦"エース鈴木「気持ち入った」
名門同士が雌雄を決した一戦で観衆の視線が一人の左腕にくぎ付けとなった。5回から救援した聖光学院のエース鈴木拓人(2年)が許した走者は1四球のみ。完璧ともいえる投球に「今まで以上に気持ちが入った」と充実感を漂わせた。
帽子に記された「大胆不敵」の文字。夏の甲子園出場に導いた捕手佐藤都志也(3年)から送られた言葉を体現するかのようなマウンドさばきだった。この日の最速は9回2死でマークした137キロ。手元で伸びる直球に加え、右打者にチェンジアップ、左打者にはスライダーを効果的に織り交ぜながらほんろうした。
春の県大会で優勝投手になり、チームに欠かせない存在として台頭したが、順風満帆ではなかった。新チームが始動した8月中旬。「『自分がやるしかない』と意識過剰になっていた」。最上級生としての責任感に苦しめられ、ストライクが入らないほどの制球難に陥った。だが、体幹のぶれを抑えるためフォーム改造に着手すると、自然と内面も落ち着いてきた。
県大会では5試合全てに登板し、3連投は初。延長14回に及ぶ死闘など濃密な大会を終え、大きく成長した。「東北大会は相手のレベルも上がる。苦しい時こそ踏ん張りたい」。秋王者の奪還は通過点。背番号1の視線の先には3年ぶりの「センバツ」出場がある。
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