郡山エース・佐藤滉晴、5回準完全試合 福島工打線を封じる

第68回秋季東北地区高校野球県大会第7日は24日、白河市の天狗山球場で2回戦2試合が行われ、ベスト8が出そろった。郡山は福島工に12―0で5回コールド勝ちし、15年ぶりの8強進出。いわき光洋は相馬を2―0で下した。第8日の25日は会津若松市のあいづ球場と会津坂下町の鶴沼球場で準々決勝4試合が行われる。
「丁寧に投げられた」
郡山の横手投げエース佐藤滉晴(2年)が5回参考ながら準完全試合を達成した。最大約50キロの球速差がある直球と変化球を駆使し、許した走者は四球で出した1人のみ。「丁寧に投げられた」と振り返った。
緩急をつけた投球で福島工打線を手玉に取った。横手から繰り出す最速131キロの直球に対し、カーブは80キロ台前半。この日は内外に投げ分ける制球力もさえ、打者に的を絞らせなかった。また、2回1死からは6者連続三振。まさに圧巻の投球を見せた。
投手に専念するようになった昨秋から横手投げに変更。当初は変化球を投げるのに苦労したが、今ではお手の物だ。今春には左打者を抑えるためにシンカーを習得するなど投球の幅は進化し続けている。
郡山は2試合連続コールド勝ち。支部予選は初戦で敗れ、敗者復活戦から県大会に勝ち上がった。次戦はその予選で対戦のなかった県中王者日大東北。佐藤滉は「わくわくしている」と笑みを浮かべ、再びの活躍を誓った。
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