湯本...初の『東北』届かず 遠藤堅守光るも「もっと打撃力を」
湯本は再三、得点圏に走者を置いたが、好機に一本が出ず3位決定戦で学法石川に敗れた。
湯本は初の東北大会出場に手が届かなかった。敗れはしたが遊撃手遠藤雄介(2年)は打球を軽快にさばくなど、チームの持ち味である堅守を体現した。
遠藤と二遊間でコンビを組む大山凌(同)、中堅手の阿部海吏(同)らは磐崎中軟式野球部出身。県中体で優勝し、全国大会に出場したメンバーが「湯本で甲子園に行こう」と集まった。堅い守備で支部予選を制覇し、県大会では21年ぶりにベスト4まで勝ち上がった。しかし、3位決定戦では、課題としていた打撃の弱さが露呈。得点圏へ走者は進めたが無得点とあと1本が遠かった。4打数3安打と気を吐いた遠藤は「上で戦うためにはもっと打撃力をつけないと」と悔しさをにじませ、来年の夏へ成長を誓った。
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