日大東北、3投手継投『零封』 学法福島に6-0、王座奪還へ

 
【学法福島―日大東北】1回裏日大東北2死二、三塁、2点適時打を放つ長峯=白河グリーンスタジアム
準決勝
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学法福島
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 第70回秋季東北地区高校野球県大会第6日は23日、白河市の白河グリーンスタジアムで準決勝2試合が行われ、王座奪還を狙う日大東北が学法福島に6―0で快勝し決勝進出を決めた。

 日大東北は初回2死一、二塁から古川、長峯の連打で3点を先制。追加点は終盤まで奪えなかったが、リードをもらった先発磯上ら3投手が継投で学法福島打線を2安打、無失点に抑えた。

 準々決勝でエース磯上航希(2年)が見せた熱投が、打線の奮起を促した。「前の試合は苦しい展開で投げさせてしまった。(先発の)磯上を楽に投げさせたかった」。4安打と活躍した日大東北の長峯幸之助トーマス(2年)は、初回に2点適時打を放つなど打撃でチームを勢いに乗せた。

 準々決勝は磯上の熱投にもかかわらず、打線は要所を抑えられ、終盤まで点を奪えなかった。しかし、この試合は初回から打線がつながった。古川蓮の適時打で先制すると、打席には長峯。「差を広げたい」と真ん中高めの直球を外野に運び、走者2人をかえした。下半身の強化で「しっかり球を懐まで呼び込んで打てるようになった」と話す長峯はその後の打席でも快音を響かせた。

 リードをもらった磯上は7回を被安打2の無失点と好投、8回以降は2投手がつなぐ完封リレーで2年ぶりの決勝進出。「泥臭く、粘り強く戦う。勝負どころの一本で次の打者につなげたい」。悲願の優勝に向け長峯がチームを引っ張る。

 【9月23日の試合結果】秋季高校野球福島県大会・第6日

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