再逆転!福島成蹊が磐城を破る 初の決勝進出、勢いは止まらず

 
【福島成蹊―磐城】8回裏福島成蹊2死二、三塁、逆転の右前打を放ち一塁ベースでガッツポーズする佐藤=白河グリーンスタジアム
準決勝
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福島成蹊
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 第71回秋季東北地区高校野球県大会は22日、白河市の白河グリーンスタジアムで準決勝2試合が行われ、初優勝が懸かる福島成蹊と53年ぶり3度目の優勝を目指す学法福島が決勝進出を決めた。福島成蹊は7―6で磐城に逆転勝ち、学法福島は6―1で東日大昌平を退けた。福島成蹊は初、学法福島は8年ぶり6度目の東北大会出場を決めた。最終日の23日は、白河グリーンスタジアムで決勝と残り1枠の東北大会出場権を懸けた3位決定戦が行われる

 運も味方...福島成蹊・佐藤の一打

 初の8強、そして準決勝進出と快進撃を続ける福島成蹊が、この日は運も味方に付けた。8回2死の打ち取られた打球が一塁ベースに当たり大きく変化、高く弾んで内野手の頭上を越えると勝ち越しの走者が生還した。「みんなの気持ちが乗っていた」。金子淳監督がそう称した一打で、福島成蹊が決勝進出を決めた。

 右翼手正木雄太朗(2年)の好守もありピンチを無失点でしのいだ直後の8回裏の攻撃、3点差にもベンチは沸いていた。その正木が四球で出塁、須田悠太(同)の適時二塁打などで1点差に迫る。なおも2死二、三塁の好機で打席が回ったのは佐藤慎悟(同)だった。

 「なんとしても打つ」。バットを強く握り、直球を振り抜く。一塁方向へのゴロ。「まずい」。そう思った瞬間、ベースに当たって変化した打球は外野に転がった。「苦しい戦いだったが好機を生かせた」と佐藤。幸運も重なった執念の一打が1点差の逆転劇を生んだ。

 決勝の相手は県北支部大会でタイブレークの末に敗れた学法福島。佐藤は「特別なことは意識しない」と言う。初の決勝の舞台。福島成蹊の勢いは簡単には止まりそうにない。

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