須賀川雪辱!エース樽川「最高の投球」 ライバル・光南に勝利
来春の「センバツ」出場につながる第72回秋季東北地区高校野球県大会第2日は12日、郡山市のヨーク開成山スタジアムといわき市のいわきグリーンスタジアムで1、2回戦計4試合が行われた。相馬東は4―1で田村を下し、秋季県大会で創部初の8強入りを決めた。福島市のあづま球場で予定していた第1試合の磐城桜が丘―福島東は3回途中で雨天のため中断、そのままノーゲームとなった。あづま球場で行う予定だった2試合は13日に順延となった。大会第3日の13日はあづま球場など3球場で1、2回戦6試合が行われる。
須賀川・樽川、サイドスローに転向
須賀川が終盤までもつれた息詰まる接戦を制した。同点で迎えた9回は佐藤大が中前打で出塁、四球などで好機を広げて1死満塁とすると、萩原の遊ゴロで併殺崩れの間に三走佐藤大が生還して勝ち越した。1点を追う光南は9回、粘りを見せて1死一塁としたが併殺に倒れた。
最後の打者を併殺に打ち取ると、須賀川のエース樽川茉広(2年)は拳を強く握った。「絶対に負けられなかった」。夏の大会と支部予選で光南に敗れていただけに、雪辱を果たして喜びがあふれ出た。
樽川は「打たせて取る」投球を目指し、今夏からサイドスローに転向した。1点リードで迎えた9回の投球では、走者を背負う場面で外角の直球で押し、遊ゴロの併殺に仕留めた。樽川は「最後に狙い通りに最高の投球ができた」と声を弾ませた。
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