東日大昌平、夏の王者・聖光学院『撃破』 打撃戦制し8強進出
第72回秋季東北地区高校野球県大会第4日は14日、福島市のあづま球場で順延となった2回戦2試合が行われ、東日大昌平が聖光学院に7―6で勝利した。前期日程は終了し、8強が出そろった。後期日程は19~22日に行われる。20日は移動日。第5日の19日はあづま球場といわき市のいわきグリーンスタジアムで準々決勝4試合が行われる。
東日大昌平、前日ノーゲーム...激闘を制す
降雨によるノーゲームで2日間にわたった試合。軍配は東日大昌平に上がった。勝敗の行方が見えにくい2時間51分の激闘を制し、東日大昌平ナインは歓喜に浸った。
エース左腕矢板裕大(2年)がノーゲームとなった前日に続いて先発。前日に4回まで投げた疲れを見せず、最速110キロ台の直球とチェンジアップを効果的に使った。聖光学院打線から凡打の山を築き、主導権を渡すことはなかった。
「勝てない相手ではないと思い臨んだ試合。打ち勝つことができた」。攻撃陣も終盤に力強さを発揮した。4番辺見大斗(2年)は3安打2打点の活躍を見せ、夏の王者撃破に貢献した。
両校は練習試合を重ねる仲。8月の対戦では接戦の末に聖光学院が勝っていた。「臆することなく戦えるようになった」と伊藤博康監督はナインの成長を評価する。秋季県大会で優勝経験のない東日大昌平が勢いに乗りそうだ。
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