須賀川桐陽助っ人は陸上部 二本松工に10-0

 
【二本松工―須賀川桐陽】5回表須賀川桐陽2死二、三塁、大野の左前適時打で生還する二走若林=白河グリーンスタジアム

 第73回秋季東北地区高校野球県大会第4日は19日、BMI鶴沼球場(会津坂下町)など3球場で2回戦7試合が行われた。須賀川桐陽は二本松工に10―0でコールド勝ちし、3回戦に進出した。

 メンバー9人ちょうどの須賀川桐陽がコールド勝ちした。主将の矢吹淳哉(2年)は「まさかコールド勝ちできるなんて」と驚きを隠せなかった。

 勝利に貢献したのは陸上競技部からの助っ人、若林伸太朗(2年)。五回の第3打席に中前打を放ち初安打を記録すると、二盗を決め、仲間の長打で本塁に生還した。陸上仕込みの足で相手守備をかき回した格好だが、「専門はやり投げなんです」とはにかんだ。

 1年の時に助っ人出場した経験があり、今回もメンバーが足りないという相談を受けて快く野球部の力になった。若林は「1年の時は安打を打てなかった。今回は初安打もあり、チームも勝てたので本当に良かった」と仲間とつかんだ初勝利の喜びをかみしめた。

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