聖光学院「勝負の日」ここぞの集中 いわき光洋にコールド勝ち
準決勝 |
1 |
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7 |
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9 |
計 |
いわき光洋 |
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聖光学院 |
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1 |
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4x |
7 |
第73回秋季東北地区高校野球県大会第10日は28日、白河グリーンスタジアム(白河市)で準決勝2試合が行われ、聖光学院はいわき光洋に7―0でコールド勝ち、決勝進出とともに東北大会出場を決めた。4回1死一、三塁から高田のスクイズで先制。3―0の8回は4四死球に長短打3本を絡めて4点を奪い、試合を決めた。投げてはエース佐山が三塁を踏ませなかった。
聖光学院が「勝負の日」を制し、3年ぶりに東北大会の切符を手に入れた。8回を無失点に抑えたエース佐山未来(2年)は「(斎藤智也)監督から今日が勝負の日と言われた。勝つことができて素直にうれしい」と頬を緩ませた。
「疲労がないと言ったらうそになる」。4回戦、準々決勝で計254球を投げている佐山。中1日でのマウンドに「疲労がある中でどう抑えるか」とテンポ良く投げ、低めに集めることを意識。序盤は制球に苦しむ場面もあったが、リズムをつかむと、6回以降は安打を許さない圧巻の投球。終わってみれば一度も三塁を踏ませず、相手を寄せ付けなかった。エースの踏ん張りに女房役の捕手山浅龍之介(2年)も「本当に辛抱強く投げてくれている」と頭が上がらなかった。
今大会では自らの成長も実感している。夏休み中に行った引退した3年生との紅白戦では「走者を出すと苦しいオーラを放ってしまっていた」という佐山。前エースの谷地亮輔(3年)のマウンドでの振る舞い方から「ピンチをいかに楽しむか。これを乗り越えたら強くなれる」と自らを鼓舞し、「落ち着いて投げることができている」とエースの貫禄も出てきた。
決勝の相手は昨秋、2回戦で聖光学院を破り、王者となった東日大昌平。「気を抜かず、いつも通り全力でやるだけ」。王者奪還へ、3年ぶりの頂が見えてきた。
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