東日大昌平、打線抑えられず 花巻東に6回コールドで敗れる

 
【東日大昌平―花巻東】試合終了後、ベンチに引き揚げる東日大昌平ナイン
2回戦
1
2
3
4
5
6
7
8
9
花巻東
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0
5
0
6
11
東日大昌平
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0
0
0
1
0
1
(6回コールド)

 来春のセンバツ出場が懸かる第74回秋季東北地区高校野球大会第2日は21日、石巻市民球場と仙台市民球場で2回戦6試合が行われ、本県第2代表の東日大昌平は花巻東(岩手第1代表)に1―11で6回コールド負けした。

 花巻東の強力打線を抑えられなかった。東日大昌平のエース鈴木飛呂夢(2年)は「投手がしっかりしないと戦えない」と敗戦を自らの責任と受け止めた。

 立ち上がりからボール先行の苦しい投球となったが、何とか踏ん張り無失点で序盤を乗り越えた。しかし、4回に四死球で走者をためると、決め球の変化球をうまく捉えられ先制点を献上。さらに犠飛で1点を追加され、打順が中軸に回ると今度は外角の直球をスタンドまで運ばれた。「厳しいコースで勝負しようと思った。相手が粘り強かった」。この回だけで5失点と試合をつくれず降板した。

 伊藤博康監督は初回から本来の投球ができていない鈴木の様子を察していた。「(鈴木の)勝負球は打者の膝元への変化球。強豪相手にどこまでできるかと思ったが、悪い所ばかり出てしまった」と、東北大会をエースの成長の舞台にしてもらいたいという思いが実らなかった。

 コールド負けを喫し、岩手第1代表の強打者との対決で課題を突きつけられた鈴木。「この悔しい思いを冬にどう生かすか。球速、変化球の精度を上げていきたい」と前を向いた。

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