聖光学院エース・佐山「貫禄」 一球入魂!青森山田に完投勝利

 
【青森山田―聖光学院】9回2失点の好投で勝利を呼び込んだ聖光学院のエース佐山=石巻市民球場

 宮城県の石巻市民球場で24日、第74回秋季東北地区高校野球大会準決勝(第4日)が行われ、本県第1代表の聖光学院は青森山田(青森第1代表)に5―2で勝利した。もう1試合は、花巻東(岩手第1代表)が八戸工大一(青森第2代表)を4―3で下した。聖光学院―花巻東の決勝は26日に同球場で行われる。試合は午前10時開始予定。

 マウンドは絶対譲らない―。来春のセンバツ出場につながる大事なマウンドを託された聖光学院のエース佐山未来(2年)は9回2失点で完投。「一球一球魂を込めて投げた」と気持ちのこもった投球でチームに勝利をもたらした。

 エースの貫禄を見せつけた。右打者にはスライダー、左打者にはチェンジアップと変化球を巧みに操り、7回まで相手打線を散発の4安打7奪三振に抑え、スコアボードに0を並べた。

 しかし8回。先頭打者に本塁打を浴びるなど2点を奪われ、なお2死一、二塁のピンチ。ただ、ここで焦らなかった。「ピンチを楽しめる投手に」。斎藤智也監督の言葉を胸に、スライダーで一飛に打ち取るとグラブをたたいて喜びを表現。「引きずらなかったのは一歩成長」と佐山は納得の表情を見せた。

 試合前には引退した3年生からエールが届き、堺了コーチからはこれまでの試合の写真などをまとめた動画で激励も受けた。「たくさんの人が応援してくれている」。佐山は周囲の期待を力に代えている。

 決勝の相手は花巻東。4年前、優勝を飾った際の決勝と同じカードとなった。「相手がどこだろうと自分がやることは変わらない」。目標の頂点へ、頼もしいエースが腕を振る。