聖光は準V、視線は「春」へ 秋季高校野球東北大会

 
4年ぶりの優勝を逃し、試合後に悔し涙を流す聖光学院ナイン=宮城県・石巻市民球場

 第74回秋季東北地区高校野球大会最終日は26日、宮城県の石巻市民球場で決勝が行われ、本県第1代表の聖光学院は花巻東(岩手第1代表)に1―4で敗れた。花巻東は初優勝。

 来春の選抜高校野球大会(センバツ)の出場校は秋季大会の成績が考慮される。例年、東北地区からは一般選考枠として決勝進出の2校が選ばれるため、準優勝の聖光学院はセンバツ出場が有力視される。正式決定すれば、聖光学院のセンバツ出場は4年ぶり6度目。春夏通算で22度目の甲子園出場となる。選考委員会は来年1月28日に開かれる。

神宮大会届かず悔し涙

 4年ぶり2度目の優勝には届かなかった。宮城県の石巻市民球場で26日行われた秋季東北地区高校野球大会の決勝では、聖光学院が花巻東に1―4で敗れ、ナインたちが悔し涙を流した。ただ、来春の選抜高校野球大会(センバツ)の出場を有力にしており、赤堀颯(はやと)主将(2年)は「勝って泣きたかった。今日の試合を反省し、次に生かしたい」と来春を見据えた。

 悔し涙の理由は、優勝校のみが出場できる今秋の明治神宮野球大会への出場を逃したからだ。新チーム発足後、チームを一つにした大きな目標だっただけに、敗戦が決まるとナインは泣き崩れた。赤堀主将は「もっとできたはず。まだまだ弱くて情けない」と目に涙をためた。

 敗れはしたが、今大会での躍進は、斎藤智也監督も「成長に驚くほどびっくりしている」と話すほどだった。4試合を戦い抜き、準決勝の青森山田(青森第1代表)戦で2失点で完投し、勝利に導いたエース佐山未来(2年)の成長や、各県代表の好投手に打ち勝った打撃力は目を見張るものだった。

 「タレントのいない世代」と言われていた2年生たちは、積み重ねた練習の成果をここ一番で発揮し、勝負強さを結果で証明して見せた。センバツ出場校は来年1月に発表される。斎藤監督は「もし、このまま全国に行っても玉砕する。しっかり冬に力をつけさせたい」と語った。春夏通算で21度の甲子園出場を誇る聖光学院。甲子園での活躍に向けて、さらに力強さを増すための冬が始まる。(坂本龍之)