平工 好機逃さず21年ぶり4強、学法福島12安打もつながり欠く
【秋季高校野球福島県大会・第3日】
◇あいづ球場 ▽準々決勝第1試合(9時53分)
学法福島 001200000―3
平工 02050000×―7
▽本塁打 大竹(平)
▽三塁打 大山(平)▽二塁打 菊地(学)木幡(平)▽暴投 菊地3(学)服部(平)
▽試合時間 2時間30分欠く
▽審判 大和田(球)目黒、佐藤、田崎
【評】平工は好機を逃さず得点を重ねた。二回に大竹の本塁打などで先制。四回は敵失や暴投で進塁し、木幡の2点適時二塁打などで突き放した。学法福島は相手を上回る12安打を放ったが、打線のつながりを欠いた。(弥永真依)
平工ナイン喜び爆発
2001(平成13)年以来の準決勝進出が決まった瞬間、平工ナインは喜びを爆発させた。1年生ながらチーム最多の2打点を挙げた木幡大晟は「先輩たちの分まで自分たちは頑張るという意識で臨んだ。21年ぶりの4強はうれしい」と笑顔を見せた。
1点を追う四回。鈴木裕監督から「短くバットを持ってコンパクトに打て」と助言を受け、打席に立った木幡。中央よりの直球を左中間に放って2点を挙げ、チームを勢いづけた。「緊張もあった。打てるとは思わなかった」。思いがけない大活躍を喜んだ。
日ごろのひたむきな努力が勝利につながった。二回、公式戦で初めてとなる本塁打を放った大竹智也(2年)は、毎日300回から500回、バットを振り続け、スイングスピードの向上に努めてきた。「練習の成果が出た」と手応えを口にした。
次戦は今夏の甲子園で4強入りを果たした聖光学院。「甲子園常連校に、自分たちのバッティングで勝ちたい」と大竹。大会連覇を狙う「王者」に堂々と立ち向かう。(弥永真依)
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