4年後の主役は自分たちだ! 福島県勢アスリート...五輪に照準

「次は自分たちが」―。リオ五輪が閉幕し、スポーツの祭典の舞台は東京へ移る。東京五輪出場を目標とする県勢の若き五輪世代は、リオから受けた刺激を糧に、再び4年後に巡ってくる世界最高峰の舞台へ照準を定める。
全国高校総体(インターハイ)の男子陸上1500メートル優勝、同5000メートルで日本人トップの3位に入った遠藤日向選手(18)=学法石川高3年=と、自転車競技男子スクラッチで優勝した根本雄真(かずま)選手(18)=同=の学石勢。遠藤選手はリオで「世界のスピードを改めて感じた」。高校卒業後は実業団に進み、さらなる高みを目指す。根本選手は「リオでは目標にしているコロンビア選手の活躍が刺激になった。海外選手との差を4年間で詰めたい」と誓った。
「半分はすごいなという思い。もう半分は『4年後は自分が』という思い」。国内外の大会で活躍するバドミントン大堀彩選手(19)=トナミ運輸、富岡高卒。リオで女子バドミントンがダブルスを制し、金メダルに日本が沸いた。「人と比べず、自分の道をしっかり進んだ結果が東京五輪になれば」と確固たる意志を持ち、日々の練習を大切に進むつもりだ。
県の強化事業「ふくしまJアスリート」の一人、フェンシングの佐藤彰太選手(20)=川俣町出身、愛知工大3年=は「五輪でメダルを受ける姿に、自分を照らし合わせた」と言う。「今は現実味がないけれど、最終目標は五輪のメダル。まずは日本の舞台で強くなっていきたい」と力を込めた。
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