女子総合・ベックが大会新V いわきサンシャインマラソン
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【フルマラソン女子】両手を挙げ、余裕の表情でフィニッシュするビクトリア・ベック(豪州)=アクアマリンパーク |
いわき市で8日に開かれた第6回いわきサンシャインマラソン、女子総合はビクトリア・ベック(豪州・タウンズビル市)が2時間47分38秒をマークし、大会新記録で頂点に立った。
海外交流選手のベックがスタートで飛び出し、レースの主導権を握った。ベックは序盤から速いペースでタイムを刻み、攻めのレースを展開した。コース中間地点付近の高低差のある難所も巧みな走りで切り抜け、後続との差をさらに広げた。
雨脚が強くなってきた終盤でもペースは落ちなかった。大会優勝経験者の佐藤由貴(青森県八戸市)らの追い上げを寄せ付けなかったベックは、大会新記録の2時間47分38秒でフィニッシュした。
ベック「1位の結果に驚き」 無欲の勝利強調
1度もトップを譲らない圧巻の走りで女王の座に就いた。海外交流選手のビクトリア・ベック(豪州)は大会新記録の2時間47分38秒で優勝。「自分の走りをしただけ。1位の結果に驚いている」と無欲の勝利を強調した。
スタートから飛び出した。歩幅を狭くして足の回転を速くする「ピッチ走法」でタイムを刻み、ハイペースを維持、序盤の数キロで独走態勢に入った。「きつかった」と振り返ったのはコース中盤に設定された急勾配の坂。上りと下りで走り方をわずかに変える巧みな対応で乗り切った。
ライバルたちはベックの走力に舌を巻いた。第3回大会以来の「V奪還」を狙った佐藤由貴(青森・TEAMぜっと)は追い上げも及ばず、3分54秒差の2位に終わった。「終始追う展開で(ベックの)背中が視界に入らなかった」と悔しさをにじませた。佐藤は「長距離の練習を積み、次は優勝したい」と誓った。他の選手を引き離す"一人旅"を終えたベック。「美しい海岸線と沿道の温かい声援。いい環境で走れて幸せだった」。マラソンの勝利の味とともに地域の魅力をかみ締めた。
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