女子は田村が3年ぶり優勝 県高校駅伝、雪辱を胸に逆転

全国大会出場を懸けた男子第60回、女子第33回県高校駅伝競走大会は21日、猪苗代町総合体育館カメリーナ前を発着点とする男子7区間42.195キロ、女子5区間21.0975キロで行われ、女子は田村が3年ぶり19度目の優勝を飾った。21校が出場した女子は、田村が1、2区で学法石川にトップを譲ったが、3区で逆転するとそのまま押し切り、11秒差の1時間12分3秒でゴールテープを切った。
田村のアンカー佐久間有沙(2年)は会心の笑みでゴールに飛び込み、エース坂内美月(同)に抱きついた。「ありがとう」。互いに声にならない感謝の言葉を口にすると、厳しい練習を一緒に乗り越えてきた仲間が集まり、うれし涙で喜びを分かち合った。
「2秒差の負けは忘れない。昨年優勝を逃した悔しさが闘志の源」と結束して臨んだが、その思いは重圧になった。1区の坂内、2区の星梨佳(同)は本来の走りを失った。ライバル学法石川にリードされる苦しい展開の中、優勝を引き寄せたのは3区の折笠有彩(同)と4区の小野咲子(同)の走りだった。
「中盤でいかにリードをつくれるかが課題だった」と畑中良介監督(48)。大会直前の練習で、調子の良さに加え精神面の強さが光った2人を抜てき。起用は当たり、折笠が逆転、小野がリードを27秒差に広げた。
女王の座に返り咲いた田村。佐久間は「この日のためにつらいことも全部乗り越えてきた。諦めなかった」と笑顔を見せた。多くの涙を流してきた選手たちは成長を遂げ、都大路の舞台に立つ。
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