男子は佐久間が初挑戦V いわきサンシャインマラソン

いわき市で14日に開かれた「日本の復興を『いわき』から 第7回いわきサンシャインマラソン」では、実業団所属の選手や市民ランナーが目まぐるしく変わる天候の中、32部門で優勝を目指した。フルマラソンの男子総合は佐久間祥(亜細亜大、日大東北高卒)が2時間26分2秒、女子総合は井波由希(宮城・ウィルランズ)が3時間3分27秒でともに初優勝を飾った。
地元で見せた"フル"の実力
「タイムは上々」。関東学連選抜の一員として東京箱根間往復大学駅伝(箱根駅伝)に出場した経験を持つ佐久間祥(亜細亜大4年、日大東北高卒)が2時間26分2秒で初のフルマラソンを制し、実力の片鱗を見せ付けた。
学生生活を駅伝にささげてきた佐久間をマラソンに向かわせたのは箱根駅伝だった。昨年は学連選抜で出場し好タイムを記録。しかし、大学生活最後の今年は出場を逃し「見るのもつらかった」と打ち明ける。
悔しさをぶつける意味でも大学生活の集大成に掲げたのが3月に滋賀県で開かれるびわ湖毎日マラソン。強豪が集う大会に向けて経験を積むなら「地元の大会」と、いわきサンシャインマラソンを選択した。
1キロを3分30秒のペースで走ることを徹底した。独走態勢に入った30キロすぎの急な上り坂は身体的にも精神的もきつかったが、「落ち着いて走ることを心掛けた」。卒業後は茨城県の実業団で競技を続ける。世界で戦える選手になるため、びわこ毎日では目標を2時間15分に設定し、「前半から積極的に勝負する」と意気込む。佐久間は地元で深めた自信を胸に次のステージへと挑む。
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