遠藤が大会新で『初の頂点』 伊達ももの里マラソン・男子総合

伊達市で28日に開かれた第56回伊達ももの里マラソン大会では、好記録続出の激しいレースが繰り広げられた。男子総合では遠藤正人(山形・強くなろー会)が初優勝、女子総合では熊谷順子(福島市)が5度目の優勝を果たした。ゲストランナーの油布郁人(富士通陸上競技部)は軽快な走りを披露し、市民ランナーと交流を深めた。発着点の保原中央交流館では特産品のブースが並び、豪華賞品が当たる抽選会が開かれた。スポーツや交流イベントを通して、大会は大いに盛り上がった。
遠藤「優勝できて、ほっとしている」
実力派ランナーが大会新記録で「ももの里」を駆け抜けた。10キロ男子29歳以下の遠藤正人(24)=山形・強くなろー会=は2位以下に30秒以上の大差をつける堂々の走りで男子総合優勝。「優勝できて、ほっとしている」と爽やかに笑った。
青山学院大卒。箱根駅伝で走ったこともある経験豊富なランナーだ。今は山形県南陽市役所に勤務し、毎晩走り込んでいる。「有名な大会で勝負したい」と、ももの里マラソンへの初参加を決めた。夏に1日13キロほど走り、スピード重視の練習で大会に備えた。
レースでは序盤2キロまでを抑え気味に入り、力を蓄えた。約5キロ地点でトップに立つと、そこから独走。最後の直線ではさらにラストスパートする余力さえ残していた。圧勝の結果に「狙ってなかった。体調が良く、いけるところまでいこうと思った」と冷静に振り返った。
沿道の声援が力になった。6~7キロ付近はアップダウンがきつく、向かい風も受ける難所。コース脇の温かい応援が背中を押した。「気持ちがのせられた。きついときに踏ん張れた」
10キロで大会記録が塗り替えられたのは3年連続。「来年も出て連覇したい」。男子総合王者の力強い言葉が、ももの里マラソンのさらなる「高速化」を予感させる。
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