10キロ35歳以下一般男子は加藤が初V 蔵のまち喜多方健康マラソン

喜多方市の押切川公園スポーツ広場を発着点に3日開かれた第32回蔵のまち喜多方健康マラソン大会。最長の10キロは、35歳以下一般男子の加藤将士(郡山自衛隊)が32分16秒、高校生以上女子の会田智子(JR東日本TSS)が40分35秒でいずれも初の総合1位に輝いた。
勝利への執念、体動かす
勝利への執念が体を突き動かした。10キロ35歳以下一般男子の加藤将士はゴールの瞬間、拳を握り締めて喜びを表現。初出場で総合1位の栄冠をつかみ、「我慢のレースができた」と胸を張った。
「悔しさをぶつける大会」だった。10月末に本県代表として出場した奥羽横断駅伝競走大会では、2日間とも1区5位に終わった。チームに流れを引き寄せられず、「力の差を感じた。もっといい走りをしなければ」と向上心が芽生えた。
須賀川市出身。喜多方市などのライバルから「大会を荒らしに来るな」と冗談交じりに声を掛けられた。レース本番では、周囲が警戒する前評判通りの実力を発揮。3キロ過ぎで集団から抜け出すと、中盤以降は"一人旅"となった。記録は自己ベストに約30秒及ばない32分16秒で、「70点くらいの出来」と振り返る。
8月に32歳となり、体力の衰えを徐々に感じているが、「安定感も出てきた」と口にする。現役を貫くのは2人の子どもの存在が大きい。長女楓花さん(9)は最近、陸上の楽しさに触れ、大会にも出場するようになった。「あと何年走れるか分からない。活躍を見せられるよう、勝負にこだわりたい」
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