桑原、悲願の頂点 野馬追の里健康マラソン・ハーフ一般女子フリー

南相馬市スポーツ復興祈念第29回野馬追の里健康マラソン大会・第11回ウオーキング大会は4日、同市原町区の雲雀ケ原陸上競技場周辺で開かれた。県内外から前回大会を上回る約3100人が参加し、復興を目指す市民を力走で励ました。
同市、福島民友新聞社などでつくる実行委員会の主催。ハーフ、10キロ、5キロ、3キロなどのコースで年代や男女別の32部門が行われた。
ハーフ一般男子39歳以下(特別招待を除く)は加藤将士選手(郡山自衛隊)が1時間10分24秒で3年ぶり4度目の優勝、ハーフ一般女子フリーは桑原絵理選手(AC須賀川)が1時間23分39秒で初優勝を飾った。
「声援が力に」
野馬追の地で悲願の頂点に輝いた。ハーフ一般女子フリーを制した桑原絵理は「沿道の温かい声援が力になった。天気もコンディションも良く、いつも通りに走れた」と声を弾ませた。
昨年は4連覇を果たした野尻あずさ(富山県)の後塵(こうじん)を拝して2位。「野尻さんは速かった」。本大会に何度も出場しているが、優勝には手が届かずにいた。今回は目標タイムを細かく設定せず、自分の力を出し切ることに専念した。序盤から軽快なリズムで走り切り、5連覇に挑んだ野尻を破った。
中学1年で陸上を始め、走り続けて16年。年間約40本のレースをこなす。「楽しくなければ続かない」。走る喜びをかみしめながら、一つ一つのレースを大切に走っている。「南相馬ののどかな場所を走れて気持ちもすがすがしい。来年も楽しみ」。新女王は、慣れ親しんだコースでの連覇を早くも見据えていた。
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