学法石川・男子12位、優勝候補『悲願』届かず 全国高校駅伝
男子第68回、女子第29回全国高校駅伝競走大会は24日、京都市の西京極総合運動公園陸上競技場(男子7区間42.195キロ、女子5区間21.0975キロ)を発着点に行われ、本県代表で男女ともに出場した学法石川は男子が2時間6分39秒で12位、女子が1時間10分7秒で15位となった。女子は同校過去最高成績だった2013(平成25)年の20位から順位を上げた。
女子は仙台育英(宮城)が歴代2位の1時間6分35秒をマークし、23年ぶり3度目の頂点に立った。男子は、2時間2分44秒の佐久長聖(長野)が9年ぶり2度目の優勝を果たした。
ハイペース展開で2年連続入賞逃す
優勝候補の一つにも名前が挙げられた学法石川男子チームだったが、ハイペースのレース展開に振り落とされ、2年連続で入賞を逃した。
選手のインフルエンザによる欠場が響いた昨年の42位から、選手たちはこの1年、都大路での雪辱を合言葉に走り込んできた。
エース区間の1区で20位に終わった学法石川の主将半沢黎斗(3年)はレース後、頭からフードをかぶり悔し涙を隠した。中盤の上り坂でペースが落ち、先頭集団から引き離された。
全国高校総体(インターハイ)陸上男子1500メートルで、日本高校歴代2位を記録し優勝するなど、全国屈指の選手に成長を遂げて臨んだレースだっただけに悔いを残した。
昨年は体調不良をおして出場し、1区で最下位。「都大路で結果を残すためだけにやってきた。来年は繰り返さないでほしい」。都大路での雪辱を後輩に託した。