「ふくしま駅伝」いわき市が総合連覇 町・石川、村・泉崎制す
第30回記念市町村対抗県縦断駅伝競走大会(ふくしま駅伝)は18日、白河市のしらかわカタールスポーツパーク(白河市総合運動公園)をスタート、県庁をゴールに16区間95キロで行われ、いわき市が5時間1分4秒で2年連続の総合優勝を飾った。町の部は石川町、村の部は泉崎村が制した。
福島陸協などの主催。県内59市町村から連合チームを含む53チームが出場し、たすきをつないだ。
いわき市は、トップと20秒差の4位でたすきを受けた2区の櫛田佳希(学法石川高3年)が首位に立ち、そのままトップを譲らなかった。
いわき市アンカー・賀沢「楽しんで走れた」
「沿道の声援も大きかった。楽しんで走れた」。2連覇を果たしたいわき市のアンカー賀沢拓海(平成国際大4年)は左手の指を2本立て、笑顔でゴールテープを切った。
賀沢は前半の下りでスピードに乗ると2位の石川町に約1分の差を付けた。「最後のレースでアンカーを任せてもらい、優勝できてうれしい。最高のレース」。就職を機に陸上人生にピリオドを打つ賀沢は名残惜しそうにゴールを見つめていた。