前半攻めた学法石川・男子 全国高校駅伝、全員が区間10位以内

1区の櫛田からタスキを受ける2区の小指(左)=23日午後、京都市烏丸通・男子第1中継所
京都市内を舞台に23日開かれた全国高校駅伝競走大会。本県代表男子の学法石川はレース序盤から各選手が好走し、同校としては過去最高となる3位入賞。女子の学法石川は序盤の出遅れから36位に沈んだ。
強力な外国人留学生擁する2校にこそ及ばなかったが、全員が区間10位以内の快走。「前に前に行くだけだと思った」。中でも2区で区間1位となった小指(こざす)卓也(3年)の走りは、チームに大きな勢いをもたらした。
2区は1年生の時にも走った区間だった。当時は最下位でたすきを受け、自分の走りができなかった苦い記憶が残る。「2年前は緊張して何も考えられなかったが、今回は(1区の)櫛田がうまくまとめてくれた」。10位でたすきを受け取ると、ぐんぐんギアを上げ、自信のあるスピードを生かし3人を抜き去った。「3キロはあっという間だった。気負わずリラックスして走ることができた」と振り返った。
中学生の時、学法石川高男子の「最強世代」にあこがれ、群馬県から同校の門をたたいた。1、2年生でスピードを磨き、今年はスタミナを強化した。「2年前は後半にスタミナも体力も尽きたが、今はだいぶ変わった」と自身の成長ぶりを実感する。3回目の都大路。悔しさをバネに積み重ねた練習成果を、これ以上ない形で発揮した。卒業後は早大に進学する。「駅伝もトラックも両方で活躍できるようになりたい」と目標を見据える。
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