障害者と健常者をつなぐたすき...「ともに走ろう駅伝」28日開催

 
28日の大会に向けて練習する障害者とボランティア

 障害者と健常者が一本のたすきをつなぎ、絆を強めながらゴールを目指す「障がい者とともに走ろう駅伝」が28日、会津若松市の会津大周辺コースで初開催される。主催する「視覚障がい者とともに走ろう会」会長で視覚障害者の菊池正光さん(64)は「助けを借りれば自分たちも駅伝を楽しめる。『一人ではない』ということを実感できる大会にしたい」と意気込む。

 走ろう会は、視覚障害者3人とボランティア2人の「はしっぺクラブ」として1999(平成11)年に活動を開始。現在はボランティアの数が10人以上に増え、毎週火曜日と木曜日の夜、会津大周辺で走りを楽しんでいる。「駅伝をやってみたい」という声を後押しする力が日増しに強くなり、初めての大会が実現した。

 当日は午前9時40分から開会式を行い、同10時にスタート。コースは約2キロで、4区間でたすきをつなぐ。16チームがエントリーしており、ボランティアを含めて約110人が参加を予定する。閉会式後は同大食堂で交流会も開く。会津市民オーケストラの有志がファンファーレや交流会での演奏などで花を添える。大会は福島民友新聞社の共催。

 実行委員会の一人で視覚障害者の古市薫さん(70)は「障害がある人もない人も一緒になり、太陽の下でいい汗を流すことができれば素晴らしい一日になる」と期待する。はしっぺクラブに参加して走る喜びを知り、フルマラソンも経験したという一ノ瀬ヨシさん(70)は「伴走ロープを握る伴走者がいつも励ましてくれる。私自身、落ち込んだ時期もあったが、助けられて外に出ることができた。たくさんの人と絆を強める機会にしたい」と笑顔を見せた。

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