男子は高田が初優勝!5区・斎藤がトップ奪う 福島県中学駅伝

 
両手を突き上げてゴールテープを切る男子・高田のアンカー横山(3年)

 駅伝の第62回県中学校体育大会は4日、いわき市の21世紀の森公園で開かれ、男子は高田が初優勝し、女子は勿来一が4年ぶり2度目の頂点に立った。

 地区大会を勝ち抜いた男女各33校が出場。男子は6区間18.06キロ、女子は5区間12.06キロでたすきをつないだ。男子の高田は、2区でトップに立ち、その後先頭争いを繰り広げた。5区で後続に39秒差を付け再び先頭となると、ゴールまで首位を守り抜いた。女子の勿来一は、1区11位と出遅れたが、2区で5位に浮上。4区までは首位争いを演じ、5区でトップに立つと、2位に10秒差を付けて勝負を決めた。

 優勝校は12月14、15の両日に滋賀県で開かれる全国大会への切符を手にした。男女の上位6チームと開催地枠の県北地区代表男女各1チームは30、31日に福島市で開かれる東北大会に出場する。

 アンカー・横山『雪辱』...初の歓喜

 「先生や仲間に恩返しをしたかった」。高田の主将でアンカーを務めた横山貴哉(3年)は、両手を広げたガッツポーズで初優勝のゴールテープを切った。

 初出場は1年生の時。5区を任され、先頭でたすきを受け取ったが、最後まで順位を守り切れず悔しい思いをした。雪辱を果たすはずだった2年生の時には春に右足を負傷。さらに夏には腰の痛みが出て、出場を断念した。

 悔しい思いを胸に主将として臨んだ最後の1年。体の軸がぶれない走りを手に入れるため、朝練前の午前6時30分から体幹トレーニングに励み、体をつくってきた。

 最終区。1位で渡されたたすきを守り、13秒差でゴールを駆け抜けた。過去2年間で味わった悔しさを晴らす悲願の初優勝。「挑戦者として一つでも上へ勝ち上がりたい」。支えられてきた感謝を胸に全国に挑む。

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