【男子駅伝総評】福島県チーム14位...けがや体調不良で『苦戦』

 

 前回大会を上回る過去最高の2時間19分42秒をマークしたが14位と振るわず、駅伝の難しさを感じさせるレースとなった。

 本県チームは、昨年の優勝メンバー3人を含む各世代のトップ選手を招集。しかし最終区に想定していた主将の円井彰彦(マツダ)の調子が上がらずメンバーを外れるなど、けがや体調面で狙い通りの選手配置を実現できなかった。

 レースは1区からハイペースの展開となり、41位と出遅れるとその後も上位に浮上できない。初の高校生区間を走った藤宮歩もベストにはほど遠いタイムで流れを変えられなかった。後半は、全国高校駅伝1区2位の松山和希と箱根駅伝のエース区間2区で区間新を出した相沢晃が実力通りの走りを見せたが取り返せなかった。

 安西秀幸監督は「もう少しうまく選手を起用し、いい流れにもっていければ上の順位になってたかもしれない」と反省も口にした。一方で入賞こそ逃したが、「世代交代は進んでいる。このサイクルで選手たちがレベルアップしていけば」と、手応えも感じていた様子だった。

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