県駅伝後援会は２８日、会津美里町の高田中の白井恒成さん（３年）に「円谷幸吉賞」のメダルを贈り、昨年１２月に開催された「第２７回全国中学校駅伝大会」での活躍をたたえた。

　大会では、白井さんは１区（３キロ）に出場。９分１１秒で区間５位となった。贈呈式は同校で行われ、鹿野克夫副会長が白井さんにメダルを手渡した。白井さんは「（メダルは）仲間と練習をしてきた証であり、思い出になる。高校では『都大路』を目指して頑張りたい」と抱負を述べた。猪腰嘉勝副会長と増子邦明理事らが同席した。

　同後援会は、全国規模の駅伝の大会で特に活躍が顕著だった選手に毎年、円谷直筆の「忍耐」の文字が刻まれたメダルを贈っている。

　田村高・石井楓馬さんに円谷賞

　県駅伝後援会は２８日、田村高の石井楓馬さん（３年）に円谷幸吉賞を贈り、昨年１２月に京都市で開かれた全国高校男子駅伝での健闘をたたえた。

　石井さんは主将を務め、同校男子９年ぶりの大舞台を駆け抜けた。

　増子邦明理事が同校を訪れ、円谷幸吉選手直筆の「忍耐」の文字が刻まれたメダルを石井さんに手渡した。石井さんは「チーム全員で都大路に行き、結果が出たからこその受賞。田村高の名をより広めることができるよう、大学でも陸上を頑張りたい」と述べた。

　西郷一中・三科文さんに円谷賞

　県駅伝後援会は２８日、京都府で１月に行われた全国都道府県対抗女子駅伝に出場した三科文さん（西郷一中３年）に円谷幸吉賞のメダルを贈り、活躍をたたえた。

　三科さんは同大会で３区を走り、９分４５秒の区間５位と好走した。

　同会の猪腰嘉勝副会長らが同校を訪れ、三科さんに円谷幸吉の残した文字「忍耐」が刻まれたメダルを手渡した。

　三科さんは「この賞をもらえるのは栄誉なこと。また賞をもらえるように、これからも頑張っていきたい」と話した。
　鹿野克夫副会長、増子邦明理事、星喜博校長が同席した。