聖火リレートーチ、福島県内で巡回展 室屋義秀さん「思いつなぐ」

 
聖火リレートーチの前で意気込む室屋さん(左)と内堀知事=県庁・県民ホール

 東京五輪の聖火リレー出発まで1カ月となった26日、聖火ランナーが持つトーチの巡回展が福島県庁で始まった。本県のPRランナーに選ばれているパイロットの室屋義秀さん(福島市)が記念撮影会に登場、「多くの県民が(トーチを手に)走りたいと思っている。みんなの思いを胸に、聖火を未来につないでいきたい」と意気込みを語った。

 トーチは高さ71センチ、重さ1.2キロでアルミニウムなどでできている。震災で被災した石神一小(南相馬市)の児童が描いた絵から発想を得たという桜をモチーフとしたデザインで色も「桜ゴールド」。

 内堀雅雄知事は「(室屋さんが走ることで)県民に夢、希望、勇気を与える。楽しみながら聖火をつないでほしい」と室屋さんにエールを送り、固い握手を交わした。

 トーチは28日まで西庁舎2階の県民ホールに展示される。以降は南相馬市、いわき市、白河市、南会津町、会津若松市を経て、最後の展示会場となる郡山市の郡山合同庁舎に3月24~26日に飾られる予定だ。

 ◆野球・ソフトもPR

 県庁では福島市のあづま球場で一部試合が行われる東京五輪野球・ソフトボール競技をPRするため、日本代表選手のユニホームやサインボールなども展示されている。

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