310人のランナー!聖火に輝く『福島の今』を 26市町村リレー

 

 県内聖火リレーの全ランナーが公表された。グループランナーを含め、3日間で計310人が県内26市町村を巡る。選ばれたランナーたちは、震災と原発事故からの復興に向かう被災地や数々の観光名所、そして五輪ゆかりの地などで聖火をつなぎ、県内の今と魅力を国内外に発信する。

 26日にJヴィレッジ(楢葉町、広野町)を出発した聖火はリレー初日、浜通りを縦断する。原発事故の帰還困難区域の一部が解除されたばかりの双葉町では、14日に全線再開するJR常磐線で聖火を運ぶ特殊区間があり、大野駅―双葉駅間で同町出身で声優・女優の桜庭梨那さんが聖火を運ぶ。初日のゴール地点となる南相馬市では、俳優の斎藤工さんやこの日の最終ランナーで、本県の復興などにも尽くしてきた人気グループ「TOKIO」が注目を集めそうだ。

 2日目の27日は聖火が浜通り~会津地方を横断し、本県の多彩な歴史や伝統、文化を発信する。作曲家古関裕而の古里福島市ではNHK連続テレビ小説「エール」で主人公を演じる俳優窪田正孝さんが走るほか、猪苗代スキー場(猪苗代町)では、フリースタイルスキー・モーグルで冬季五輪3大会連続出場の遠藤尚さん(猪苗代高卒)がスキーで聖火を運ぶ。JR只見線の鉄橋を望む三島町の絶景スポット・第1只見川橋梁(きょうりょう)展望台では、五十嵐望さん(三島中)が聖火トーチを掲げ、雄大な只見川などの豊かな自然をアピールする。

 3日目の28日は、南会津町から県内有数の観光地である大内宿(下郷町)などを通り、県南地方を経て郡山市までの7市町を90人のランナーがつなぐ。白河市では本県出身の歴代アスリートが登場する。女子400メートル日本記録保持者の千葉麻美さん(矢吹町出身)、箱根駅伝で「山の神」と呼ばれた柏原竜二さん(いわき市出身)、男子マラソン元日本記録保持者の藤田敦史さん(白河市出身)がそろった。1964(昭和39)年東京五輪で銅メダルを獲得した円谷幸吉の出身地の須賀川市では、ともに東京五輪マラソンに出場した君原健二さんが走り、陸上で県勢初の五輪メダリストである円谷に再び光が当たる。

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