「聖火リレー」盛り上げへ工夫 市町村行事中止で応援の形実現

 

 2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会が新型コロナウイルスの感染拡大対策として県内で行われる国内聖火リレーのイベント中止などを発表したことを受け、ルートとなっている県内市町村では18日、関連イベントの中止決定が相次いだ。一方で、感染拡大を防ぎながら聖火リレーを盛り上げようという動きも出てきている。

 県内聖火リレー最終日となる28日のルートとなった須賀川市は同日、予定していた小中高校生による鼓笛、吹奏楽演奏の中止を発表。一方で市民団体「円谷幸吉・レガシーサルビアの会」が計画するリレールートへのサルビアの展示は実現させ、市内を走るランナーたちを応援する考えだ。

 初日のルートである楢葉町では、歓迎イベントに代わり、町職員が事前に町民が応援する姿を収めた写真で彩った横断幕を沿道で掲げ、町民の応援の気持ちをランナーに伝えるという。初日のゴール地点となる南相馬市では、相馬野馬追の騎馬武者が聖火ランナーを先導することなどが計画されていたが、市は「感染リスクは低い」として組織委に予定通りの実施に向けた検討を依頼している。

 また県は18日、県内の聖火リレーで開催予定だった本県関係のプログラムを発表した。組織委の発表を受け、いずれも中止となる。

 26日はJヴィレッジ(楢葉町、広野町)の出発式典で郡山市の郡山高と郡山五中、朝日が丘小の児童、生徒が震災の復興ソング「花は咲く」を披露するはずだった。同施設で予定していた県産農林水産物のPRイベントも開催を見送る。

 各日のゴール地点で行われるセレブレーションのステージイベントも取りやめる。セレブレーションでは各地の伝統芸能などが披露される予定だった。

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