1年後は『聖火』と...予定時刻走る 広野で聖火ランナーら願う

 
聖火リレーのコースを走る西本さん(中央)と浜通りの高校生ら=26日午前11時20分ごろ、広野町

 本県からスタート予定だった東京五輪の聖火リレーが見送られたことを受け、聖火ランナーの西本由美子さん(66)=広野町=が26日、実際のリレーで走行予定だったコースを地元の高校生らと駆け抜けた。

 「(新型コロナウイルスの影響で)沈んだムードを明るくしたい」。西本さんはそんな思いで走ろうと思い立った。理事長を務めるNPO法人ハッピーロードネット(広野町)は聖火リレーの誘致に向け国道6号で桜の植樹や清掃活動に取り組んできた。活動に関わった相馬高の生徒やOBの大学生ら計5人も企画を盛り上げようと駆け付けた。

 本番で予定された出発時間とほぼ同じ午前11時になると、西本さんを先頭に、「福島を世界に発信」などのメッセージを書き込んだたすきを身に着けた高校生たちはふたば未来学園中、高校舎前をスタート。聖火リレーの雰囲気を味わいながら、笑顔で約200メートルをゆっくりと走った。

 相馬高3年の女子生徒(18)は「少しでも古里が明るくなるよう願って走った。大勢の観客が訪れ、本来の姿で聖火リレーが行われることを楽しみにしている」と話した。

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