福島県ランナー『聖火』重責果たす!リレー「新日程」正式発表

 
「世界中に被災地の元気と笑顔を届けたい」と意気込む西本理事長

 東京五輪の聖火リレーの新たな日程が28日発表されたことを受け、スタート地点となる本県の聖火ランナーらは仕切り直しとなる「復興五輪」の盛り上げに向け、決意を新たにした。新型コロナウイルスの影響で日程の短縮も検討されたが、従来の日程を踏襲する形に落ち着き、セレモニーなどの準備を進める関係者は「重責を果たしたい」と力を込めた。

 「待ち焦がれていた。世界中の人に被災地の元気と笑顔を届けたい」。聖火ランナーとして広野町を走るNPO法人ハッピーロードネットの西本由美子理事長(67)は発表を喜んだ。

 西本理事長は、地域の高校生らと共に、聖火リレーのスタート地点となるJヴィレッジ(楢葉町、広野町)や浜通りを南北に貫く国道6号沿いで桜の植樹と清掃活動を続けている。来年に向け「子どもたちは被災地を明るく元気にしたいと願って活動に励んできた。その思いを背負って駆け抜けたい」と意気込んだ。

 聖火ランナーで、震災を機に消防士を志した平消防署の伊藤裕貴さん(22)は「震災から10年の節目。自然災害や新型コロナで不安を抱く市民に元気を与えたい」と決意した。Jヴィレッジがある楢葉町の松本幸英町長は「グランドスタートの地としての重責を果たせるよう関係機関と連携し、最高の盛り上がりとなるよう準備を進める」と話した。また、広野町の遠藤智町長は「新型コロナの危機を乗り越えて開催される復興五輪。震災からの支援に感謝の気持ちを届ける懸け橋になってほしい」と期待した

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