「強い東洋」復権3位 箱根駅伝、10区の喜多方高卒・清野貢献

 

 3日に行われた第97回東京箱根間往復大学駅伝最終日で、東洋大は最終10区で追い上げてきた青学大との競り合いを制して3位に返り咲いた。初出場でアンカーを務めた清野太雅(2年、喜多方高卒)は「強い東洋に戻ることができてうれしい」と声を弾ませた。

 清野は青学大の中倉啓敦(2年)に一度抜かされたが、すぐさま抜き返して20秒差をつけてゴール。前回で「11年連続3位以内」が途絶えたチームが目標とした総合3位の力となった。

 往路を2位で終え、6、7区は4位に後退。8区で3位に押し上げ、そのまま譲らなかった。

 2日間で起用された初出場選手は4人。その一人、清野は「力のある先輩に頼ってきた姿勢を見直し、全員がチームの中心との意識を持った」と復活の原動力を語る。

 過去4度優勝の強豪校だが、2014年以降は頂点から遠ざかっている。清野は「3位は今後の東洋大にとって良い結果となった。力を付けて来年は往路を走りたい」と力強く語った。

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