聖火リレー福島県は公道 過度密集なら中断も、式典は事前予約制に

 

 東京五輪・パラリンピック組織委員会は25日、全国に先駆けて3月25~27日に福島県を巡る東京五輪聖火リレーについて、予定通り公道で実施する方針を表明した。組織委はリレー開始まで1カ月に合わせ、新型コロナウイルス感染症対策の詳細を公表。現地観覧の自粛は求めず〈1〉近くの人との適切な距離を保つ〈2〉マスクを着用〈3〉大声を出さずに拍手で応援する―などの注意事項の順守を呼び掛ける。

 コロナ対策が最大の懸案で、大会開催への試金石となる。具体策として観客に居住する都道府県以外での観覧を控えてもらうほか、各日のゴール地点で聖火到着を祝う式典(セレブレーション)の観覧は原則、事前予約制とする。県内では初日の雲雀ケ原祭場地(南相馬市)、2日目の鶴ケ城公園(会津若松市)、最終日の開成山公園(郡山市)などが対象になる見込み。

 組織委は、過度な密集が生じればリレーを中断する可能性に触れ、インターネットでのライブ中継の視聴を促す。沿道に観衆が殺到する事態を避けるため、著名人ランナーは「密集対策ができる場所での走行」を予定。公道ではなく、入場を制限できる競技場や公園などが想定される。各ランナーには走行2週間前から会食などを控えることや体調管理表の記入を求める。

 聖火リレーは3月25日にJヴィレッジ(楢葉町、広野町)を出発し、県内26市町村を巡った後、開会式がある7月23日まで47都道府県を約1万人のランナーがつなぐ。組織委の橋本聖子会長は「コロナ対策を万全にし、安全最優先で進めることが重要だ」と強調した。

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