聖火ランナー矢吹さん「2度目うれしい」佐久間さん「支援に恩返し」

 
「元気な走りで恩返しがしたい」と意気込む佐久間さん(写真左)前回の東京五輪で使用したトーチを手に「復興を伝えるチャンス」と語る矢吹さん

 Jヴィレッジ(楢葉町、広野町)を25日に出発する東京五輪聖火リレーの本県公募枠ランナーに矢吹町の矢吹正男さん(74)と田村市の佐久間辰一さん(69)が新たに選ばれた。2人は「復興を伝えたい」と本番に向け、意気込む。

 県内最終日の27日に白河市を走る矢吹正男さんは、1964年東京五輪の聖火リレーでもランナーを務めた。「2度も走ることができるなんてびっくり。本当にうれしい」と笑顔を見せる。

 18歳だった前回は白河農工高陸上部に所属。「沿道にたくさんの人がいて圧倒された。『次の人に聖火を届けないと』という使命感でいっぱいで、実感が湧いてきたのは走り終わってからだった」と話す。「全国、そして世界に福島の復興を伝えるチャンス。浜通りをはじめ、日本、世界に元気を届けたい」と抱負を語る。

 同じ日に田村市を走る佐久間さんは、辞退者の代わりに選ばれた。「震災10年の節目に、こうした機会をいただいてありがたい」と感謝する。

 地元ボランティアグループ「ひまわり会」の会長を務め、ヒマワリ畑での結婚式の企画など、ヒマワリを通じた地域振興に取り組んできた。

 震災後には、全国各地からヒマワリの種が復興支援として届けられた。「全国から物心両面で支援していただいた。元気な走りを見せることで、恩返しをしたい」と意欲を燃やす。

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