復興支援の「感謝」伝える 聖火リレー・グランドスタート式典

 
グランドスタートの式典が行われるJヴィレッジ。本県の復興なども発信する

 東京五輪・パラリンピック組織委員会と県は15日、Jヴィレッジ(楢葉、広野町)で25日に行われる東京五輪聖火リレーのグランドスタート式典の概要を発表した。県内の復興や伝統文化などを発信する各種パフォーマンスが、国内聖火リレーのスタートに花を添える。式典は無観客で行われるが、大会組織委はインターネットでライブ配信する予定。

 世界からの復興支援に感謝の気持ちを伝え、復興に向けて歩む本県の姿を発信する。式典に先立ち、相馬野馬追の標葉(しねは)郷騎馬会(浪江、双葉、大熊町)、会津田島太鼓保存会「白鼓(びゃっこ)」(南会津町)、スパリゾートハワイアンズ(いわき市)のダンシングチーム「フラガール」、東京電力福島第1原発事故で被害に遭った南相馬市の子どもたちで構成するマーチングバンド「Seeds+(シーズプラス)」、福島西高デザイン科学科(福島市)の5団体が出演する。標葉郷騎馬会は勇壮なほら貝を鳴り響かせ、聖火リレーのスタートを宣言する。ウェルカムボード製作など東京五輪に向けたおもてなしの取り組みを続けてきた福島西高はメッセージボードを掲げる。

 グランドスタートの式典では、2019(令和元)年全日本合唱コンクール全国大会で日本一の文部科学大臣賞に輝いた郡山五中と、金賞受賞の朝日が丘小(郡山市)が「花は咲く」を合唱する。会場は県産花きで飾り付けられ、第1走者から第2走者へと聖火が引き継がれる「トーチキスポイント」は生け花などで彩られる予定だ。

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