「聖火リレー」3月25日スタート 東京五輪、Jヴィレッジ出発

 

 東京五輪の聖火リレーが25日、本県復興のシンボル、Jヴィレッジ(楢葉町、広野町)を出発する。聖火は121日間で全国47都道府県を巡り、7月23日の開会式で東京・国立競技場の聖火台にともされる。県内は27日までの3日間で浜通りと中通り、会津地方の26市町村265区間(51.71キロ)でつながり、本県の姿を国内外に発信する。

 聖火リレーは25日、Jヴィレッジを出発、東日本大震災による津波被害が出た浜通りを縦断する。東京電力福島第1原発事故に伴う避難指示が出された双葉郡内も通り、「復興五輪」を象徴する一日となる。

 Jヴィレッジは原発事故対応の拠点となり、一昨年に全面再開した。双葉郡では避難指示の一部が昨年解除された双葉町のJR双葉駅前やグランドオープンしたばかりの浪江町の道の駅なみえなどがルートに入っており、走者に被災地出身者も多い。

 また、映画「フラガール」に出演するなど本県と関わりのある山崎静代さん(しずちゃん)がいわき市で、エアレースパイロットの室屋義秀さんが南相馬市で聖火をつなぐ。

 東京五輪【聖火リレー】福島県内スケジュール(21年3月25日~27日)

 東京五輪【聖火リレー】福島県新ルート(21年3月25日~27日)

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