「生で見たら感動した」 福島県内聖火リレー、東京五輪へ期待

 
沿道でスマートフォンやカメラを構え、聖火ランナーを出迎える観衆=郡山市・開成山公園前

 「生で聖火を見てみると感動した。東京五輪・パラリンピックも楽しみになった」。県内聖火リレーの最終日となった27日、各地の沿道では、スマートフォンやカメラを手にランナーを出迎える観衆の姿が見られ、東京五輪・パラリンピックへの関心の高さと期待をうかがわせた。

 郡山市の佐久間量吉さん(79)は、この日のためにデジタルカメラを購入した。郡山市の開成山公園でマスクをして、人との距離に気を付けるなど対策をしながら聖火リレーを見守った。「新型コロナが気掛かりではあったが、やっぱり見たいと思って来た」と佐久間さん。「聖火を見て、50年前の東京五輪の盛り上がりを思い出した。良い形で夏の大会も迎えてほしい」と願った。

 また、子どもたちも東京五輪への期待を寄せた。藤田惺(せい)士朗君(9)=朝日が丘小3年=は「聖火ランナーがかっこよかった。五輪も見てみたくなった」と興奮した様子。

 本宮市でサポートランナーを務めた下垣結菜さん(14)=本宮一中2年=は「聖火リレーに携わって、福島で開催されるソフトボールと野球が楽しみになった」と声を弾ませた。

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