2度目の聖火ランナー・矢吹さん「元気発信」 五輪の成功願う

 
2度目の聖火ランナーとして走った矢吹さん=白河市(代表撮影)

 「地域の皆さんに元気を発信しようと、笑顔で走らせてもらった」。白河市の第1走者矢吹正男さん(74)=矢吹町=は1964(昭和39)年の東京五輪でも聖火ランナーを務めた。人生2度目の聖火ランナーを終え、満足そうに語った。

 前回の聖火リレー開催時は18歳で、白河農工高陸上部に所属していた。「当時は、沿道にたくさん人がいた。すごいことをしたと実感したのは走り終わってからだった」と振り返る。

 会場には、ともに前回白河市を走った同級生も駆け付けていた。それに気付いた矢吹さんは「すごくうれしかった。その同級生の分まで気持ち良く走った」と笑顔を見せた。

 東日本大震災から10年が経過して行われた聖火リレー。「復興を日本や全世界にアピールするチャンス。一人一人がつないだ聖火を、7月に国立競技場でともし、東京五輪が大成功してほしい」と期待を込めた。

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